本づくりの基本用語

編集用語

装幀(そうてい)
本のデザインのこと。主に、カバーや表紙のデザイン。
DTP(Desk Top Publising)
パソコン上の操作(Desk Top)で、制作、組版・レイアウト、出力までの作業(Publising)を行う作業全般。
書体(フォント)
文字の用筆や形態が同じようなもので系統付けされた字形のこと。各社によって、統一的なデザインで制作・販売される。主なものに明朝体、ゴシック体、楷書体などがある。
校正
編集を経た文章を元原稿と照会してチェックする作業のこと。文字の修正や追加、レイアウトの確認などを実施。校了まで3回ほど行う(初校・再校・三校+色校)
赤字入れ
校正時に訂正や修正などの指示を書き込むこと。本文の黒字と区別をつけるため、赤ボールペンや赤鉛筆で書き入れるため。
色校(いろこう)
校正の一つの名称。印刷前の最終段階で行う場合が多く、色刷りの場合、ここで色調をチェックする。
校正刷り(ゲラ)
校正を行うためにプリントアウトした仮刷り。主に印刷会社での本刷りの前段階で使用されるもので、出版社と著者間のやりとりに使用。

本の部位の名前

表紙
書籍の中身を保護し、内容表示・装飾などをするために取り付けられた外装部分。
カバー
表紙の保護と本の見映えの良さを表現するもの。汚損防止のためPP加工をすることもある。
表紙やカバーに巻く帯状の紙。書籍の推薦文など記し、見映えを良くする。購買促進に効果あり。
見返し
本の表紙と中身の間に入れる、つなぎの紙。
そで
カバーの折り返し部分。
天(あたま)
書籍の中身の上側
地(罫下・けした)
書籍の中身の下側
ノド
書籍を見開いた場合の中央部分、また中身が背に接する部分をいう。
表紙の背中部分をいう。タイトルなど、背文字を印刷する。
小口
背の反対側。広義では天と地も含む。
ノンブル
ページ番号を示す数字のこと。
各ページの版面に、「書名」や「章」、「節の見出し」などを表記したもの。たいてい外側に置かれる。
しおり(スピン)
布製のしおりのこと。書籍の背の部分に糊付けされている。
花布(はなぎれ)
本製本の中身の、背の上下両端に貼り付けた布のこと。

本の内容

口絵
本の構成内容の一つ。前付け部分に挿入される、本文に関連する写真や挿絵をカラーでまとめたページのこと。本文の紙より厚めの紙にする場合が多い。
序文(まえがき、(はし)書き)
本の構成内容の一つ。前付け部分に挿入される、書籍を書くに当たっての動機や主旨を記したもの。
凡例
本の構成内容の一つ。前付け部分に挿入される、著者、編集者からの、本文中の約束事や略語や記号などの説明のこと。
目次
書籍の見出しをまとめて、書き並べたリストのこと。
扉(大扉)
本の構成内容の一つ。書籍の中身の最初のページ。
本文(ほんもん)
本の構成内容の一つで、前付け、後付け部分は含まない書籍の本体のこと。
キャプション
写真や図版を簡潔的に解説するもの。文字のサイズや書体を変え、本文と区別する場合が多い。
中扉
本の構成内容の一つ。本文中の篇、章、部などの最初のページになる部分。
後付け
本の構成内容の一つで、本文のあとに置く「あとがき」「索引」「付録」「奥付」など。
あとがき
本の構成内容の一つで、後付け部分に挿入されるもの。本文を書き上げた上での著者の感想。
索引
本の構成内容の一つ。後付け部分に挿入される、本文中の重要な語句などを検索しやすくまとめたページ。
付録
本の構成内容の一つ。後付け部分に挿入される、本文と関連がある資料や参考文献などをまとめたもの。
奥付
本の構成内容の一つ。書籍の最終ページに置かれ、「書籍名」「著者名」「発行者名(出版会社)」「印刷所名」「製本社名」「ISBN」「発行年月日」「版数」「定価」「著作権表記」などを記載するページ。

製本用語

版下
印刷を行うために作成された原稿。
版面(はんづら・はんつら)
紙面で本文が入る部分のこと。ノンブルや柱などは含まない。
判型
本の大きさを示し、四六判(127×188mm)、B6判(128×182mm)、A5判(148×210mm)、菊判(150×220mm)、A4判(210×297mm)、AB判(210×257mm)、B5判(182×257mm)、A6判(105×148mm)、新書判(103×182mm)などがある。
並製本(ソフトカバー)
製本方法の一つ。接着剤や針金、糸などで簡易に綴じられた冊子です。綴じ方により「中綴じ」「無線綴じ」などに分類される。表紙は柔らかく本文と同じ大きさとなり、上製本と比べて簡易なつくりの反面、低コストで作成できる。文庫本などによくみられる。
あじろ綴じ
並製本の綴じ方の1つ。糸や金具などを使わず接着剤のみで綴じる無線綴じの一種ですが、一般的な無線綴じと比べて強度の強いもの。
中綴じ
並製本の綴じ方の一つ。背の中央に針金を通して綴じる綴じ方。
平綴じ
並製本の綴じ方の一つ。紙の端から5mmくらいを綴じ代として針金を使用して留めるため、本のノドギリギリまで開くことができないので、見開きデザインを重視する冊子には不向き。
無線綴じ
並製本の綴じ方の一つ。針金を使わずに、本の背面部分を専用の接着剤で固めて綴じる綴じ方。強度が高く、長期間保存したい冊子に適している。
上製本(ハードカバー)
製本方法の一つ。厚紙などを使った固い表紙。手間が掛かるため、並製本よりコストが高い。
PP加工
擦れによるカバー汚損を防ぐため、表紙、カバーに特殊フィルムをかけること。

流通用語

ISBN(InterNational Book Number)(国際標準図書番号)
書籍を管理する目的で付される番号。日本図書コード、書籍JANコードともいう。
例)ISBN 978-4-903841-×××-△
取次
出版社と書店の仲介者として、配本や出荷などを行う、書物の問屋。
電子書籍
単行本や漫画、文庫本などを電子データ化し、電子機器(スマートフォンやタブレットなど)のディスプレイ上で読めるようにした書籍のこと。Amazonで販売する「Kindle」や楽天で販売する「楽天Kobo」などが有名。
EPUB
Electronics Publicationの略で、電子書籍のファイルフォーマットのこと。対応するハードウェアやアプリケーションソフトウェアは多いため、電子書籍ファイルの標準となっている。

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