kiritake_kanjuro
内気な少年が、どんな修業を積んで、舞台の中央に立つようになったのか。苦労したこと、対人関係や日々の小さな心掛けや努力……。
仕事と日常生活に勇気を与える「考えるヒント」が詰まった1冊です。

内容紹介

江戸時代から続く、日本を代表する伝統芸能「文楽」人形遣いの桐竹勘十郎、入門50年記念&初の単行本。
漫画と絵を描くことが好きな内気な少年が、14歳で入門した文楽の世界――どんな修業を積んで、舞台の中央に立つようになったのか? 長い、長い修業の日々を経て、一人前の人形遣いになるまでを語ります。

成長の秘密、苦労したこと、人生の転機、いまも続けている日々のちょっとした努力や人間関係の心がけ。 50年を節目に振り返る思い出の記であると同時に、みなさんの仕事と毎日に勇気を与える「考えるヒント」が詰まった一冊です。

「私の一日は朝、目が覚めると、すべての指が動くか確かめることから始まる。近頃は長年の使い過ぎで、あちこち痛い体を先に確認するほうが多くなったが、ちゃんと動くと、『よしっ、これで今日も舞台に立てる』と安堵する……」(本文より)

タイトル文字、装画、イラストも著者が担当。修業時代の写真、本人作のスタンプ画、イラストも多数収録。

2017.5.9 日本記者クラブでの模様

著者について

三世 桐竹勘十郎(さんせい きりたけ・かんじゅうろう)
人形浄瑠璃「文楽」人形遣い。
1953年、大阪生まれ。父は二世桐竹勘十郎。

中学を卒業後、文楽の技芸員となり、2017年、入門50年を迎える。 国立文楽劇場(大阪)、国立劇場(東京)での定期公演のほか、NHK『にほんごであそぼ』、同時代劇『ちかえもん』、同『プロフェッショナル 仕事の流儀』など、マスメディアに出演し、文楽と人形の魅力を広く伝える。

紫綬褒章、日本芸術院賞、国立劇場文楽賞文楽特別賞、同文楽大賞、など受賞歴多数。

スタンプ画とイラストなど多数掲載

冒頭のカラー口絵には「舞台上」と「舞台裏」の桐竹勘十郎の貴重な写真が多数掲載されています。

また、各章の終わりには、コラム「仕事の現場から」のほか、仕事場の様子を紹介する「勘十郎仕事場案内」、過去に制作したスタンプ画やイラストを集めた「スタンプ画ギャラリー」「イラストギャラリー」のコーナーがあります。

そのほか、書籍のために書き下ろした最新イラストなど、桐竹勘十郎の全てを知ることができる、盛りだくさんの内容となっています。
『女殺油地獄』は、周囲の枠を初めて取り払ったスタンプ画。殺す与兵衛と殺されるお吉を血と油のイメージでまとめた
2014年秋、日本とスイスの国交樹立150周年を祝って、スイス6都市で文楽公演を行った。日本の白狐とヨーロッパの狐。