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- ブータン国王
マンスリー・クローズアップ
- 2011年12月 1日
- ブータン国王
先月、ブータンのワンチュク国王とペマ王妃が来日され、被災地である相馬市の小学校を訪れて、竜の話をされていました。国王が「皆さんは、竜を見たことがありますか。私は、竜を見たことがあります」と語りはじめると、子どもたちは身を乗り出すようにして話しを聞いたそうです。国王の話は、こんなふうに続きました(要旨)。
「竜は、私たちの心の中にいます。この竜は、経験を食べて成長していくのです。だから日増しに強くなります。竜を成長させるためには、感情をコントロールして生きていくことが大切です。どうか自分の竜を大きく、素晴らしいものに育てていってほしいと思います」
大震災という悲惨な経験をしてもなお、折れそうになる自分の感情をコントロールし、さらに他者に対して優しさを示すことができれば、自分の中にいる竜を、大きくて素晴らしいものに育てることができる。そんなふうに国王は、子どもたちに伝えたかったのかもしれません。
私たちも、それぞれの心の中にいる竜を、大きくて素晴らしいものにしましょう。そのためには、国王が指摘するように、感情をコントロールすることが大切です。欲望を抑え、品性を磨き、道徳的な経験を積むこと。そうすれば、きっと立派な竜が育つことでしょう。
(ライター J・W)

